健康・環境・介護予防|靴内環境歩行改善協同組合えこる

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介護回避は転倒予防から経済産業省 厚生労働省 認可

美装倶開発への取り組み

医療用下肢装具や義肢装具士法にもとづく装具類を使用されている方々が、装具が重い・固い・保険適用は制約があって希望する装具を作れない・デザインを変えたい・金属探知ゲートを通るとき装具をはずさなければならない・金属探知ゲートを通るとき装具をはずす際に人目にさらされることがあり人権への配慮が足りない・保険適用でも装具そのものの値段が高い等の不満や不便さを感じていることから、こうした不満や不便さを少しでも解消したいと考え、一般社団法人 美装倶協会(略称:アートレッグ協会)を設立しました。

障がい者スポーツへの関心の高まりを背景に、従来は医療用・治療用として用いられて来た義肢装具士法にもとづく靴型装具・下肢装具等とは別に、金属や合成樹脂を極力使わず、再生可能な素材を用いて、装具を使用している方の意思と選択により、よりファッション性が高く、おしゃれを楽しむことができ、装具を使用している方がより豊かな自己表現を可能にし、さらにその個性を発揮し、より多様な社会参画が可能となる美的かつ多様で、防災面でも機能的な歩行補助具の開発を民間で行います。

【「美装倶」は治療や歩行の機能を補うための医療用下肢装具や義肢装具士法にもとづく装具類ではありません】
一般社団法人 美装倶協会は役員無報酬ゼロ・専従職員ゼロ・補助金助成金ゼロ・天下りゼロの完全非営利の団体です。

一般社団法人 美装倶協会(略称:アートレッグ協会)
問い合わせ先:03-5832-7050

「考える足」と「知的ウォーキング」のすすめ

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団塊世代が65歳を過ぎ、高齢社会がさらに進展すると世界有数の長寿国であるわが国では、一人の現役労働者が4人の高齢者を支える時代が17年後に到来します。

そうなると現役労働世代は収入の大半を公的負担として徴収されるようになるか、消費税が大幅に引き上げられることになります。

実はこのような状況を、高齢者一人一人の努力で回避できる方法があります。

それは高齢者一人一人が健康管理に気を付け、一日も長く自分の足で快適に歩くことができるように各自が自助努力を行うことで、健康保険支出を抑制し、介護予防を心掛けることで介護保険支出を抑制するという目的意識を明確に持ちながら生活することです。

こうした自助努力や目的意識を持つことで、高齢者は積極的に外出するようになり、外出することで高齢者の経済活動が継続され、脳も活性化され、歩きたい、出掛けたい、歩こうとする意欲が脚力を維持・向上させ、健康な高齢者が増えるようになります。

つまり各自が「健脚」であることが、各自の尊厳を守ることにつながり、家族の介護の負担を軽くし、やがてこうした自助努力が大きな社会貢献につながります。

また、どんなに歳をとっても他人の世話にならずに「出掛けたい時に、すぐ出掛けられ、会いたい人にすぐ会える」ことが、その人の生き甲斐となり、さらに「健脚」であることが自分の尊厳を守り、家族の負担を軽減することにつながります。

実は多くの高齢者が、自分の足で歩けなくなったとき、「もう人生が終わった」と感じてしまいます。

いま、ウォーキングのブームであり、ウォーキングシューズが良く売れているそうですが、これからは健康や脚力の維持のみならず医療や介護の抑制、あるいは転倒予防・転倒骨折予防・介護予防・介護を回避する等の自助努力を続けるための明確な目的意識を持って、「考える足」で「知的に歩くこと」が重要となります。

特に「健脚」は、女性にとって重要です。

我が国は世界有数の長寿国であり、男性よりも女性のほうが長生きします。

男性よりも女性のほうが長生きすると言うことは、女性が介護をする可能性が高いことになります。

この長生きする女性の膝の軟骨が女性ホルモンの減少の影響で平均55歳ですり切れてしまい、「膝が痛い」「足が痛い」と感じはじめ、さらに女性の高齢者が転倒すれば骨密度が低下しているために骨折する可能性が大きくなります。

従って、人口が多い団塊世代の女性が「膝が痛い」「足が痛い」と言い出したり、転倒骨折すると、「外出しない→交通機関を利用しない→人と会わない→オシャレをしない→買い物をしない→外食もしない→旅行もしない→脳が刺激されない→認知症や生活習慣病になりやすい」等の負の連鎖が生じかねません。

一方、女性が高齢になっても元気に外出できるような社会では、「積極的に外出する→交通機関を利用する→人と会う→オシャレを楽しむ→買い物をする→外食をする→旅行に行く→脳が刺激を受ける→認知症や生活習慣病を予防する」等多くのメリットが生じると共に、外出することで生じる経済活動は消費の拡大につながり、医療保険支出や介護保険支出が同時に抑制されると共に、高齢者が受け取った年金や貯えを消費を通じて労働世代へ循環することができるようになります。

いわば人口の多い団塊世代以上の高齢者は、これからの日本経済を支える重要な存在なのです。

換言すれば、高齢化社会の進展の中で、ひとりひとりの高齢者が「一日でも長く元気に自分の足で歩き、介助なしで外出すること」が、めぐりめぐって若い世代の負担を軽減し、日本の経済を支えることにつながるのです。

「なんだそんなことか」と笑われるかもしれません。

しかし、自分の足で歩くことができなくなり、高齢者の多くが介助を必要とした場合、社会へ与える影響は私たちが実感し得る以上に大きいのであり、病気や介護の予防も考えずに生活していると医療保険や介護保険の支出が増加し、これに伴って健康保険や介護保険の加入者負担比率が増加して、若者世代の負担を増加させ、やがて労働意欲を損ないかねません。

「えこる」は、「高齢社会は、高齢者が健脚であることが国の経済を支える時代」(健脚の時代)と考え、「歩行可能年齢の引き上げに必要な技術」や「転倒予防」や「転倒骨折予防」に積極的に取り組んでおります。

転倒骨折予防・介護予防

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二足歩行の私たちは、誰もが歳を取るといつか転倒してケガをしたり骨折する宿命にあります。
二足歩行とは、左右の股関節に交互に体重を移動しながら「ヤジロベエ」のように実にあやうく歩くことであり、常に転倒の可能性をはらんでいます。
このため都内では年間約800人の高齢者が転倒して骨折し、救急車で搬送されており、その後数年で80%の高齢者が要介護の状態になっています。
換言すれば、高齢者一人一人が転倒骨折を予防することが、医療や介護を減らすことにつながり、さらに「外出」という日常的な消費活動を通じて若い世代に年金と蓄えを分配することにつながります。

私たちはいつか転倒する、いつか骨折することが予測できるのですから、高齢者の皆さんは日頃から「転倒の練習」をしておくべきです。
たとえば、かつて「東洋の魔女」と呼ばれた女子バレーボールの「回転レシーブ」や「柔道の受け身」あるいは、体重100キロを超える力士ふたりがもつれるように土俵下に転落してもほとんど怪我をしない「相撲」のように、我が国には「受け身」の文化があり、「丸く転ぶコツ」があります。
そこで万一転びそうになったら、大きく転ぶのではなく極力「小さく転がる」ことを心掛け、時々広い室内で布団等を床に敷いて転ぶ練習を行うことをお勧めします。
なお、家の中でも転倒の危険性がありますので、下記の注意事項を念頭に置いてください。
1.あってもなくても良い足拭きマットが室内での転倒の第一原因であること
(皆さんのお家に必ず1枚か2枚はこうしたマットがあるはずです)
2.室内の通路の確保と室内の整理
(足もとに物を置くと、当然つまずきやすくなります)
3.普段生活している場所から10メートル以内での転倒骨折が多い
(階段や玄関、台所、浴室等)
4.朝起きたとき、お昼寝のあと、あるいは夜間のトイレなどで起きあがるときは、保温に気を付けながら、寝具に腰掛けて1~2分待ちます。そして意識がはっきりしてから起きあがること
(いきなり立ち上がると、足もとがふらつき、軽い脳貧血が起きることがある)

ちなみに都内では、救急車を呼んでも事故が多いときは救急車の到着まで40分以上掛かることが珍しくありません。
さらに救急車が到着しても受け入れ先の病院が決まるまで、1時間以上も救急車が発車しないこともあります。
これは救急車を受け入れる都心の病院は重傷な人から優先して受け入れるため、意識があり大きな外傷がないと神奈川県や千葉県などの隣接した遠方の病院に回わることがあり、都内ではなかなか受け入れ先が決まらないことが多いためです。
ちなみにあと約10年すると団塊世代の医師が続々リタイアし、脳外科・心臓外科・産科・整形外科等のリスクが高い専門科目の医師をめざす若い医師が少ないため、深刻な医師不足が生じ、救命救急すら順番待ちになるとNHKが予想しています。
と、言うことは転倒骨折しないこと、むしろ転倒骨折の予防がものすごく重要になってきます。
わが国では、転んで骨折してから杖を使う高齢者が多いのですが、「転ばぬ先の杖」のたとえがあるように、小さな転倒を数回続けるようになったら転倒骨折を予防するために、ご自分とご家族のために早めに杖を使用することをお奨めします。

「ロコモティブ シンドローム」とは

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ロコモとは「ロコモティブ シンドローム」のことで、ロコモは、「メタボ」や「認知症」と並び、「健康寿命の短縮」「ねたきりや要介護状態」を招く3大要因のひとつになっています。

ロコモとは「運動器症候群」のことで、主に下肢の運動機能の低下や障害により、「要介護」となるリスクが高くなる状態を意味しています。
このロコモは、大別すると「運動器自体の疾患」と「加齢による運動器機能不全」に分類されます。

(1)運動器自体の疾患(筋骨格運動器系)
加齢に伴う、様々な運動器疾患。
たとえば変形性関節症、骨粗鬆症に伴う円背、易骨折性、 変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、関節リウマチなどでの痛み、関節可動域制限、筋力低下・ 麻痺・骨折・痙性などによりバランス能力・体力・移動能力の低下を生じる。
(2)加齢による運動器機能不全
加齢により身体機能は徐々に衰えます。
筋力低下・持久力低下・反応時間の延長・運動速 度の低下・巧緻性低下・深部感覚低下・バランス能力低下など。
たとえば外出を嫌がることで運動不足になると、これらの「筋力」や「バランス能力の低下」などを招き「運動機能の低下」が起こり、容易に転倒しやすくなります。

すでにロコモは国民病です。
変形性関節症と、骨粗しょう症に限っても、推計患者数は4700万人(男性2100万人、女性2600万人)と言われています。
高齢者は、「加齢」と「運動不足」の複合により、「身体機能の低下」や、「運動器疾患」による痛みや、易骨折性(軽微な外傷による骨折・圧迫骨折)など、様々な要因が重なり合い、いわば「負の連鎖」によってバランス能力・体力・移動能力の低下を生じ、遂には「立って歩く」「衣服の着脱」「トイレに行く」などの最低限の日常生活機能を維持できなくなります。
メタボリックシンドロームは、心臓や脳血管などの「内臓の病気」を招くことで「健康寿命」が短くなったり「要介護状態」になるのに対し、ロコモは、「運動器の障害」が原因で起こります。ですから日頃から「ロコモ」「メタボ」「認知症」を併発しないように心掛けることで「健康年齢」が伸び、「生活機能」が温存できることになります。
歩行改善士は「歩行可能年齢の引き上げ」により生活機能の維持・温存と転倒予防・転倒骨折予防を行うことで介護予防を行うと共に、高齢者の経済活動を持続させることで若い働き世代の負担を軽減するための社会貢献活動を行っています。

「ロコモティブ シンドローム」は40代から発症すると言われており、その特徴は以下の5点です。
1.階段の登り降りに手すりが必要である
2.室内でつまずきやすい
3.横断歩道を一気に渡れない(歩行のスピードが極端に遅い)
4.15分以上続けて歩けない
5.15秒以上片足立ちできない
以上5項目に該当したら転倒骨折の可能性が非常に高くなります。
また、65歳以上の高齢者の場合、転倒骨折すると2年後に「要介護」と認定される可能性が80%というデータ(東京消防庁)もあります。

「メカノレセプター」とは

「メカノレセプター」とは

「メカノレセプター」とは、足の裏、特に母趾周辺部分に集中しているセンサーの働きをする器官のことであり、足底には、身体の運動遂行と状況変化に対する情報源である多数の力学的受容器(メカノレセプター)が存在します。

このメカノレセプターは、接地した足底部が身体の微妙な反応を数々の床反力としての力学的情報を受け取り、刻々と変化する身体や地面の状況に対応します。

足底が受ける刺激が抗重力筋の緊張を誘発し、自動的・無意識的に立位動作を維持します。

つまり足でしっかり地面をつかむということは、地面に対して姿勢を制御している身体の情報を、的確に脳に伝えているのであり、人間は足で歩いていると同時に脳で歩いていることになります。

「メカノレセプター」と呼ばれる脳の運動機能の低下と、高齢者の筋力の低下が重なって転倒しやすくなる「ロコモティブ シンドローム」が重なると「ドミノ骨折」と呼ばれる状態が出現します。
ドミノ骨折とは、たとえば転んだときに手首を骨折し、その骨折が治るか・治らないかの状況で再度転倒し、膝や股関節を骨折します。
すると長期間歩行ができなくなるので骨密度が急激に低下し、起きあがったときに腰椎を圧迫骨折することもあります。
こうした状況は、まるでドミノ倒しのように、全身のあちこちで相次いで骨折が起きるので「ドミノ骨折」(連鎖骨折)と呼ばれます。

高齢者は脚力の低下と骨密度の低下と脳の運動機能の低下が同時に起こる「ドミノ骨折」に陥りやすく、その結果たちまち要介護状態となります。
要介護になって辛いのはまず自分自身であり、自分でトイレに行けなくなるとご本人の「尊厳」まで損なわれてしまいます。
また要介護とは「完全介護」ではないのですから、家族のだれかが仕事を休んで介護しなければならなくなるため、「要介護」は高齢者本人のみならず、少子化の時代では、その子や孫にまで負担を掛ける状況になります。
「えこる」が身体の揺れを補正する機能がある免震中敷き付きの介護予防靴・転倒予防靴を開発し、歩行改善士を育成してきたのは、こうした状況を防ぎ、若い働き手に掛かる医療や介護の負担を軽減するためであり、その予防をお手伝いするためでした。
さらに「えこる」では転倒骨折予防の講演会を通じて転び方の指導を行ったり、「手と足の握力計」による「転倒予知」や「転倒骨折予防かばん」を開発し、高齢者の転倒骨折を防ぐ研究も行っています。
また、免震中敷き(実用新案)には「関節アライメント効果」(歩くことで関節の歪みが補正される機能)のほかに、メカノレセプターと呼ばれる姿勢を制御しているセンサーを活性化したり、その機能を補う役割があります。
歩行改善士は、厚生労働省が認可した靴内環境歩行改善協同組合「えこる」が育成した「足と靴と歩行の専門家」であり、これからさらに深刻になる高齢社会に不可欠な転倒骨折予防の専門家です。

医師には「できること」と、医師には「できないこと」があります。
「えこる」は「医師にできないことを民間で安く・早く・安全に行う」、国の認可を受けた完全国産の「健康靴の生活協同組合(生協)」であり、これから本格化する高齢社会を想定して12年以上も「転倒予防」「介護予防」に取り組んで参りました。
「転倒予防」「転倒骨折予防」「介護予防」「介護回避」は、まさにこれから不可欠になる重要なテーマであり、不可欠な技術なのです。
なお、平成25年10月、経済産業省・厚生労働省より「介護を回避するための啓蒙活動」(老後はサバイバル等の提唱)を、靴内環境歩行改善協同組合の事業方針に加えることを認めております。

ドイツ式は台湾式のコピー!?

サンプルイメージ 女性

ドイツ式健康靴は台湾式足裏反射区療法の模倣にすぎません。
戦後、我が国ではドイツの医学を重視する傾向が続き、医師になるためにはドイツ語を学ぶ必要があり、カルテもドイツ語で書き、医学論文もドイツ語で書くという時代が長く続きました。
このため整形外科医も国家資格である義肢装具士も健康靴や医療用・治療用インソール(足底挿板)もドイツ靴やドイツ式の足底挿板がもっとも重視されて来ました。
しかし比較してみてください。
画像左は「台湾式台湾式足裏反射区療法」(足裏ツボマッサージ・英国式足裏マッサージ)の模型であり、右の画像はドイツ式健康靴のインソールであり、ドイツ式の足底挿板の原型です。
左右の画像は縮尺が異なるため比較しにくいと思いますが、詳細に見ると多くの点で明らかな共通点があります。
台湾式足裏反射区療法は数千年の歴史があり、ドイツが戦後開発した足底挿板の歴史は65年ほどです。
どちらがどちらの技術を模倣したのでしょうか?
整形外科医はドイツ式足底挿板にどのような医学的根拠があるのか説明せずに患者さんにドイツ式足底挿板を勧め、義肢装具士はその医師の指示を受けてドイツ式足底挿板を製作するため、患者さんには選択の余地がありません。

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